ランエボとは第2世代ランサーエボリューション
ベース車両であるランサーのモデルチェンジに伴いランエボもフルモデルチェンジされ、様々な進化が求められた。
その結果、ボディ剛性の大幅な向上・足回りの進化による格段に向上した曲がりの性能・エンジンの出力の強化など
第1世代エボとは比較にならない高性能を手に入れることとなった。
WRCでは、1997年より導入されたWRカー規定(グループAに付属する形でより自由に改造が出来るようになった)により
ライバル達はWRカーへと移行していく中、三菱はあえてグループAにこだわり続け毎年の様に過激な進化を遂げたランエボは、
なみいるWRカー達を蹴散らしていくほどの大活躍を見せた。
しかし、2000年・・・・奮闘を続けていった2世代エボも、第2世代のWRカーには太刀打ちできずWRカーへの道を歩むことになる。
ランサーエボリューションW
形式 E−CN9A
全長×全高×全幅(mm) 4330×1690×1415
車両重量(kg) 1260(GSR)1180(RS)
最小回転半径(m) 5.5
10.15モード燃費(km/リットル) 9.7(GSR)10.2(RS)
最高出力(ps/rpm) 280/6500
最大トルク(kgm/rpm) 36.0/3000
ギア比 1速・2速・3速・4速・5速・後退・最終減速比 2.785・1.950・1.407・1.031・0.761・3.416・4.529
スーパークロスレシオ()はハイギア 2.785・1.950・1.444・1.096・0.825・3.416・4.875(4.529)
サスペンション形式 前マクファーソンストラット・後マルチリンク
ブレーキディスクサイズ GSR:前16インチ・後15インチ RS:前15インチ・後ろ14インチ
タイヤサイズ 205/55R16(GSR) 205/60R15(RS)
発売日 1996年8月
生産台数 GSR:12193台/RS:941台
フルモデルチェンジが施され、第2世代エボとなった。馬力も280psになり、さらにパワーアップ。
ボディ剛性の強化や、足回りの変更などにより第1世代のエボとは比較にならない曲がりの性能を手に入れた。
最大の特徴は、GSRにはランエボ初のAYCが搭載されたことである。
しかし、不具合が多かったAYCや、サーキットを走ったら10分ともたない貧弱なブレーキなどまだまだ課題も多く残されていた。

販売台数13000台を超える一番売れたモデルでもある為、
中古車の数もエボの中では多いがAYCのトラブルも多いので注意が必要。
ランサーエボリューションX
形式 GF−CP9A
全長×全高×全幅(mm) 4350×1770×1415
車両重量(kg) 1360(GSR)1260(RS)
最小回転半径(m) 5.5
10.15モード燃費(km/リットル) 9.7(GSR)10.2(RS)
最高出力(ps/rpm) 280/6500
最大トルク(kgm/rpm) 38.0/3000
ギア比 1速・2速・3速・4速・5速・後退・最終減速比 2.785・1.950・1.407・1.031・0.761・3.416・4.529
スーパークロスレシオ()はハイギア 2.785・1.950・1.444・1.096・0.825・3.416・4.875(4.529)
サスペンション形式 前マクファーソンストラット・後マルチリンク
ブレーキディスクサイズ GSR:前17インチ・後16インチ RS:前15インチ・後15インチ
タイヤサイズ 225/45ZR17(GSR) 205/60R15(RS)
発売日 1998年1月
生産台数 GSR:6939台/RS:678台
ワイドトレッド化を実施し、ランエボ初の3ナンバーとなった。フロントにはヘリカルLSDを標準装備。
ブレーキはこれまでの弱点を解消すべく、ブレンボ製高性能キャリパーが装備された。(今後のモデル以降継続される)
(フロント17インチ4ポット リア16インチ2ポット)
AYCの性能も大幅に強化された。
妥協のない強化で大幅にパワーアップし、ひとまずの完成系を迎えたエボX以降、それまでの「曲がらない車」と言う評価は
消えてなくなり、「トラクションの化け物」へと変わって行った。
サーキットでも筑波サーキットでのタイムアタックで1分4秒代と言う記録を叩き出し、その速さは歴代エボの中でもトップ。
速さが本物であることをを証明した。
(この記録はエボ[MR登場まで破られることはなかった。)
エボXは大迫力の見た目と高い性能から人気が非常に高く、いまだに指名買いの多いモデルとして高値がついている。
ランサーエボリューションY
形式 GF−CP9A
全長×全高×全幅(mm) 4350×1770×1415
車両重量(kg) 1360(GSR)1260(RS)
最小回転半径(m) 5.5
10.15モード燃費(km/リットル) 9.7(GSR)10.2(RS)
最高出力(ps/rpm) 280/6500
最大トルク(kgm/rpm) 38.0/3000
ギア比 1速・2速・3速・4速・5速・後退・最終減速比 2.785・1.950・1.407・1.031・0.761・3.416・4.529
スーパークロスレシオ()はハイギア 2.785・1.950・1.444・1.096・0.825・3.416・4.875(4.529)
サスペンション形式 前マクファーソンストラット・後マルチリンク
ブレーキディスクサイズ GSR:前17インチ・後16インチ RS:前15インチ・後15インチ
タイヤサイズ 225/45ZR17(GSR) 205/60R15(RS)
発売日 1999年1月
生産台数 GSR:6868台/RS:726台
内容としては、エボXの弱点を補い更なる熟成をした。と言う感じ。耐久性能が向上している。
ナンバープレートが左側に移動させられ、冷却性能がアップした。
ただ、見た目がエボXより控えめなことから人気も控えめらしい。
ランサーエボリューションYトミー・マキネン エディション
形式 GF−CP9A
全長×全高×全幅(mm) 4455×1770×1450
車両重量(kg) 1360(GSR)1260(RS)
最小回転半径(m) 5.5
10.15モード燃費(km/リットル) 9.7(GSR)10.2(RS)
最高出力(ps/rpm) 280/6500
最大トルク(kgm/rpm) 38.0/3000
ギア比 1速・2速・3速・4速・5速・後退・最終減速比 2.785・1.950・1.407・1.031・0.761・3.416・4.529
スーパークロスレシオ()はハイギア 2.785・1.950・1.444・1.096・0.825・3.416・4.875(4.529)
サスペンション形式 前マクファーソンストラット・後マルチリンク
ブレーキディスクサイズ GSR:前17インチ・後16インチ RS:前15インチ・後15インチ
タイヤサイズ 225/45ZR17(GSR) 205/60R15(RS)
発売日 2000年1月
生産台数 GSR:2021台/RS:678台
第2世代ランエボの完成形とも言えるエボYの特別仕様車。ランエボでWRCを戦い、史上初の4年連続チャンピオンを獲得した
トミー・マキネン選手の偉業を讃えた限定バージョン。
エボXとYの良い所をさらに熟成させた究極のモデル。数が少ないため、市場ではプレミアがついて恐ろしい値段となっている。

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